• 永森 咲希

はらメディカルクリニック主催「不妊治療の終結を一緒に考える会」にて講演

最終更新: 2019年2月12日


2015年12月16日、はらメディカルクリニック主催の「不妊治療の終結を一緒に考える会」のお手伝いをさせていただきました(於:東京体育館会議室)。


プログラム内容は、

・ 終結に向けてのお話し

・ 体験談発表

・ お話会(わかち合いの会)


参加者は約50名ほどで、そのうち10組以上はご夫婦ご一緒の参加。


皆さんの真剣で身につまされるような、痛いくらいの眼差しや、ご夫婦一緒に参加された男性方の頷きからも、終結の問題にどれだけ皆さんが心を痛められているか、痛感した時間でもありました。


最初の「終結に向けてのお話し」では、終結に向けてどんなイメージを持ったらいいのか、また終結をどんな風に捉えたらいいのかについて、経験者としての思いをお話しさせていただきました。




その後の体験談の発表は、お一人目に、はらメディカルクリニックで10年間の治療の末に終結された方。続いて私でした。



体験談発表の後は、3つのグループに分かれての「お話会」。


初めて会する方々同士でしたが、予想していた以上に皆さんご自分の心のうちをお話しされたり、また聞いてみたかったことを聞かれたり、お互いに共感し合われる等、お話会が初めての方にとっても、同じような思いをされている方との時間の”良さ”を感じていただけたのではないかと振り返っています。


ご夫婦でのグループ参加は、おふたりで同じグループに入られても、別のグループに入られてもどちらでも意味のある結果が伴うようです。ご一緒のグループに参加された場合、「パートナーが他の人と話しているのを聞いて、『そんな風に思っていたんだ』って初めてわかって、新鮮でよかった」といった感想をいただくことがあります。またご夫婦で別のグループに参加された方は、「パートナーに気を遣うことなく、他の人に質問ができたり、話せたりできる。妻が落ち込んだりする時、夫としてどうしたらいいのか、他の人に聞けてよかった」といった感想もいただいたことがあります。


不妊治療を終わりにすることはとても辛いこと。治療を始めることよりも、終わりにすることの方が難しく、一層の戸惑いや迷い、混乱に見舞われる方も少なくありません。


ひとりひとりの人生が異なるように、終わりに向かう歩みも決断の仕方もそれぞれです。


終結は”こうあるべき”というお手本などもありません。ですが、他の方の体験を聴くことによって、思い改めることがあったり、共感から勇気を得たり、参考にできることがあったりするかもしれません。


「いっそ誰かに決めてもらえたら楽かも・・・」そんな風におっしゃる方もいます。


ですが、こればかりは自分たち夫婦で考え、悩み、決めること。どうしたらいいかわからなくても、辛くても、自分たちにしか決められないことなのですよね。


いただいた参加者の方々からの感想(アンケート)の一部です。

・ わかりやすい説明で、説得力がありました。

・ 当事者の方なので患者の心境をよく理解していただいていると感じました。

・ 「その後」の人生のために心のエネルギーを蓄えることの重要性を改めて理解できました。

・ 伺った体験が自分と重なることがあり、自分だけではないのだと改めて感じました。

・ お話を聴いて、私は私なりに歩んでいこうと決意を新たにできた気がします。

・ ご自身のご経験をもとにとても大事なことをわかりやすく伝えていただきました。

・ たくさんのヒントをいただきました。

・ 治療の辛さは経験者しかわからないと皆さんが思っていること、改めて感じた時間でした。

・ 先輩の貴重なお話が聞けてよかったです。「考え直す」ことを始めようと思いました。

・ 自分の人生が大事なことを気づかせてもらいました。


等々、私自身が終結を通してずっと抱えていた思いを、皆さんに伝える機会をいただけたこと、はらメディカルクリニックの原院長先生はじめスタッフの皆さんに心から感謝いたします。


クリニック主催の「終結を一緒に考える会」が、当事者にとってどれだけ貴重で必要なものかを実感した1日でした。


永森咲希

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