2015年10月3日、長崎のART岡本ウーマンズクリニックの患者さま向けに、不妊治療を通して私が体験してきたことについて講演させていただきました。
女性おひとりでいらした方、ご夫婦でいらした方、またクリニックの多くのスタッフが参加くださいました。クリニックのホールはアットホームな温かい雰囲気が漂い、皆さんとの距離も近く、大変話しやすい環境でした。
「不妊治療中の気持ちとの向き合い方」について明瞭で適切な対策があれば、きっと皆さんがそれを参考にし、こうも悩まれることはなくなるのでしょう。ですが、それがないからこそ「どうしたらいいのか」と悩まれるわけです。
成育環境も、個々の性格も、ご夫婦の歴史も、価値観も違うそれぞれの方が、一様に同じスタイルを以って臨んでも、上手くいくわけではないでしょう。
自分たちの置かれている状況を客観的に見ることも大事なことのひとつ。
ネット情報や他の方々のブログ等参考にできることもあるかと思いますが、今日は、一般的に皆さんが見舞われる心理状況や、当事者が陥りがちな葛藤、また不妊治療の継続の要ともなる夫婦関係(夫婦のコミュニケーション)のカタチについて、私自身の経験をご紹介しながら、お話しさせていただきました。
貴重な機会をいただきましたこと、深謝いたします。
ありがとうございました。
永森咲希
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