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不妊治療で困ること:せっかく準備したのに・・・

つい半袖になってしまうほど夏日が続いた今年の11月。

先週、我が家のハイビスカスがまた蕾をつけてしまいました。



今日なんて、街中ではダウンを着ている人もいるくらいの気温の急降下。

うーん、この蕾たちはこれからどうなるの?


蕾になるまでにどれだけの準備をしてきたのかと想像すると、どうにも不憫になってしまいます。


そして、「準備をしたのに・・・」というキーワードで、ふと、過去の不妊治療中の記憶が蘇蘇りました。


次の採卵に向けて、薬を飲み、注射に通い、卵胞も大きく成長し、これで今回採卵できる!あとは夫が病院に行くだけ^^となった状況下、夫から「その日、急な出張が入った」との信じられない言葉。夫のその日の協力がなければ、それまでの治療が水の泡になってしまうのが不妊治療なんですね。


あの時は、どれだけのやり場のない怒りが噴火したことか。夫にではなく、壁に向かってスリッパを投げた記憶が鮮明に残っています。


不妊治療を経験したカップルにはあるある話ですが、これは本当に堪え、何かにあたりたい感情にもなるというものです。


不妊治療は、どうしても女性が頻度高く通院しなければなりません。たとえ夫側に原因があったとしてもです。時間とお金と労力を費やし、仕事との両立に苦労し、すべてのベクトルをこのプロセスに向けているのに、たった1回の役目を果たすだけの夫に、簡単(のように思えてしまう)に退場されたのではたまったものではありません。


「大事な仕事なんだ」と言われてしまうと、一瞬ぐうの音も出ない感覚にもなりますが、でもでも「こちらも大事でしょ!?」なわけですね。妻の努力がどこまで伝わっているのか、妻にとっては孤軍奮闘感が増す原因のひとつ、夫の退場。


どうか、職場で、夫の不妊治療休暇やその事情も認めてあげてください。

よろしくお願いします。


この季節外れの蕾が開いたら、ご報告します。

ちなみにこの夏、凄まじい暑さに負けずこんなに蕾をつけ、元気いっぱいにたくさん咲いてくれました。




蕾よ、がんばれ。



オフィス永森

一般社団法人ライフキャリア妊活サポート・モリーブ

代表

永森咲希


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