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「西岡塾 女性リーダー塾」を終えて


今年の5月から参加していた「西岡塾」が昨日(12月12日)終了し、無事卒塾しました。



17期まで続いている「西岡塾」が、今年から新たに開講した「西岡塾 女性リーダー塾」。塾に通っている間、なぜ不妊カウンセラーの私が、ビジネススクールの「西岡塾」に通っているのか、しばしば聞かれることがありましたので、ここで少しお話させていただくことにします。


2014年、私は「三色のキャラメル – 不妊と向き合ったからこそわかったこと -(文芸社)」を出版しました(お読みくださった方々、読後の感想をお寄せくださった方々、ありがとうございます)。パートナーとの子どもを願うようになるまで、そして希望が叶わなかった不妊治療、仕事を辞めなければならなかった環境、子どもをあきらめるという選択やその後の思いについてしたためたものです。


「たったひとりでもいい。『私も同じ』と共感し、ひとりじゃないことを感じていただければそれで本望」という思い。「結婚すればすぐに、簡単に、子どもができるわけじゃない。夫婦の関係、仕事との関わり、正確な妊娠適齢期の知識不足等々、子どもに至るまでにはさまざまなハードルがある。みんな、もっと知って!」という相反する思い。悶々とした消化不良な気持ちを、書籍を通して外に出すという作業でした。


そしてそれをきっかけに、子どもができずに悩む方々を支援する団体、一般社団法人MoLive(モリーヴ)を設立。


以来4年が経過しましたが、このMoLiveをどう維持していったらいいのか、「伝えたい思い」をどう伝えていったらいいのかがわからず、その課題の解決策がなかなか見いだせずにいた時のこと。ヒントを得られる“何か”を探していた時、目に留まったのが、西岡郁夫氏が塾長を務める「西岡塾」でした。



西岡塾長との面接をし、入塾の承諾をいただいたものの、「大手企業から優秀且つ有能な管理職や管理職候補の女性社員たちが送り込まれてくる中、はたして私がついていけるだろうか」 と不安は募るばかり。ですが、背に腹は代えられない。ここで学ばなくては生涯もうこんな機会はない気がし、藁をもすがるような気持ちで飛び込みました。個人で入塾したのは私ひとり。しかも最年長・・・。


こうした緊張と共に始まった塾でしたが、その不安はあっという間に払拭されました。優しく思いやりのある同期ばかり。塾に通うのが楽しみになりました。


7か月間の塾から学んだことはとても大きく、まさに今の私にとっては大変意義のある時間になりました。


自ら人生を切り開いてきた方々ばかりの講師陣。そのおひとりおひとりから、強烈なダイナミズムとレジリエンスのある生き方をご教示いただき、さまざまなメッセージ(言葉)からも背中を押していただいたような気持ちになりました。


塾長からは常にエネルギーをいただき、事務局スタッフにはいつも温かく支えてもらいました。


同期の塾生たちからもらった力も大きい。


組織から送り込まれるような人たちであっても、それぞれライフイベントと仕事との狭間での葛藤に揺れたり、今後の将来に向けて迷う気持ちを持っていたり。年齢・世代問わず、小さな“気になること”から大きな悩みまで何かしら抱えながら生きる中、活き活きと生きたいという思いを持つ同期の皆んなの姿勢に、さらに強く背中を押された思いでした。


なんとかこの学びを活かしていきたいと思います。


昨日の12月12日の最終日は、インテグラル株式会社の代表取締役パートナーでもあり、スカイマークの立て直しを担っておられる佐山展生氏のご講義と、塾生の自己変革発表で締めくくられました。





このご縁に心から感謝です。西岡塾長、小安さん、冨岡さん、同期の皆さん、ありがとうございました!                     


西岡塾 女性リーダー塾1期生 

永森咲希

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